それはアイデンティティとして
自己の確立や自我の象徴として装い(洋服)への趣向や趣味がある。
単車というのもそれの一つ。
今日は少し暖かい日差しが降りているけど、もちろん夜になれば気温はグッと落ち込みまだ外の風は手を悴ませる。
例えば寒い朝、「今日は寒いから暖房の効く車で会社まで行こうか」と思うことがない訳ではないけれどそんな時にこそ「ちゃんとバイクに乗る」こと自体が自分自身という存在を確かめるように気持ちとして湧いてくるのは不思議なこと。
今日という日曜日は店の開店前の少しの時間を使って客の小僧と待ち合わせて少し二人ミーティング(バイクを連れ立って走ることをミーティングと呼ぶ=何故だろう)の予定。
これを書き終えたら向かう。
「このバイクに乗れたら俺の単車人生コンプリート」
そんな風に決めていたバイクに偶然出逢えたのは数ヶ月前。
YAMAHA XS 650 (Special)
・・・
最高。
それ以上に言いようがない。
世界一美しい造形とも言われるエンジンの形状がなにより憧れだった。
実際に乗ってみるとしかしそのエンジンの回り方も最高でリズムは美しくバーチカルツインの音色は照ちゃんのベースを思い浮かばせる。(照ちゃんのルート弾きが僕の人生の音における到達でもある)
Special のモデルなのでキックとセルの両方がついているけど、始動性自体と単純にバイクへ向き合う所作として当たり前だけれどキックでエンジンを掛ける。
フルトラなので見た目よりも楽チンなのは時間のない俺にとってもありがたいこと。
俺の一つ歳下なのでカミさんと同じ生まれだな。
おっさん同士仲良く遊ぶ。
これで最後・・・
とはきっといかないけど(笑)でも、まぁある意味での到達点かなって今は思う。
パンショベ(ハーレー)とこいつとsports ster(ハーレー)とSRとDT250(どちらもYAMAHA)・・・すでに5台か。。。
人生最高の革ジャンがクローゼットに数着あるのと一緒でしょ。と自分に言い訳してみる。
アイデンティティの象徴。
洋服、音楽、バイク、カメラ、小説、ラジオ。
全ては自分の生きるという生へ繋がっている大切なものたち。
これらのモノをヒントに支えに、きっかけにこの生を全力で楽しむこと。
それが俺の生き方。
そんな風に思っています。
さて、仕事へ向かいます。
最高に楽しい職場へ。
週末です。
ぜひお店で逢いましょう。